NY Times Magazine -> COURRiER Japon

ちょっと前に話題になった New York Times Magazineに掲載された MICHAEL LEWISによる記事の日本語訳が COURRiER Japonに掲載されてましたね。かなりの長文なので英語で読むのはめんどいですが、日本語なら楽ちんですのでコンビニなどで見かけたら興味のある方は一読をお勧めします。これはかなり良い記事だと思う。スタッツには現れない選手の能力に関する記事です。バスケットの観戦の仕方、選手の見方が変わりますよね。これを読むと Battierの非常に興味深い人物像が浮かび上がってきます。またチームの強化のための選手の人選プロセスに関する部分も面白い。スタッツばかりを追っていても駄目と言う事。最近導入された +/-は、今までのスタッツでは見にくかった貢献度を測る一つの尺度としては、良い物だと思う。


ちなみに NY Times Magazineというのは、NY Timesの日曜版に付いてくる雑誌の事です。NY Timesの日曜版はすんごいボリュームです。広告もない事はないですが、ちゃんとした誌面ですんごいボリュームなのです*1。お値段も結構しまして、私がテキサスにいたときだと、平日は $1なのが、日曜版は $4-5ぐらいでした。購読の仕方も数パターンあって、月から金で週末はなしとか、毎日とか。日曜版だけで平日 5日分ぐらい値段がするわけです。それに見合う内容はしっかりあります。ただ、それ読んでたら週末遊ぶ時間が減るけど。NY Times Magazineの記事は紙面の制約が少ない分、かなりのボリュームのものが掲載されて読み応え満点です。普通の紙面の記事も日本の新聞の記事から比べればやはりかなりのボリュームになるのですが。しかも Magazineの記事まで公開してしまうってのは太っ腹だなあ。ちょっと時間を遅らせているのだろうか。じゃないと日曜版をわざわざ買う必要がなくなるよね。どうしても紙媒体として欲しいのでない限り。いやー、便利な世の中になったもんです。


追記
今調べたらオースチン、テキサスだと日曜版だけだと $3.40でした。もっと高かったかと記憶していたのだがなあ。火曜日の Science of Timesも見逃せません。また地元のスポーツチームの記事もかなり、というか無駄に充実しています。NYでのメディアのうるささが選手やチームを駄目にしてしまう面は多分にあると思っています。


追記
ESPNに J. A. Andreによる Artestと Battierに関する記事もアップされていますね。これね。

*1:5cm以上の厚みがあると思います。