なんとか敵地で勝てた

Western Final Game 1は Sunsのホーム America West Arenaで。121-114で Spursの勝利でした。アウェイでの初戦を取れてうれしいっす。アウェイだし負ける事もありうると覚悟してみてましたが。ゲームの後半の B. Barryの 3ポインター連発と S. Nashへのトラップが何回かうまくいったのが大きかった。ゲームはずっとどちらも譲らずといった展開でした。第 4クオーターは Sunsの 4点リードで始まりましたが Spursがらしからぬ攻撃力を見せてこのクオーターで 43得点。Sunsも 32点とっているのですがここで 11点のマージンを稼がれて総得点で 7点差がつきました。

Spursは Parkerが良くやってくれました。この試合ではアグレッシブにドライブインしたり外からも打って決めたり。Sonicsとのシリーズ後半は元気がなかったので心配でした。Suns相手の場合は Nashのオフェンスをスローダウンさせるためにも Parkerがオフェンスでアグレッシブにいって Nashを疲れさせないといけないので、Parkerは Popovichにアグレッシブに行けと言われとるのでしょう。それでも Nashには 29得点 13アシストとやられましたが。Nashは本当に自己再発見って感じなのかな。確かに Mavsの時も今のような動きで得点することはありましたがあくまでも緊急事態のみで、基本的にはパスファーストでした。D'Antoniコーチに「得点できるんだから周りを気にせずもっと行け」と言われとんのかな。今の Sunsの躍進は GMの B. Colangeloとヘッドコーチの D'Antoniに負うところが多いと思います。当たり前といえば当たり前ですがね。GMとヘッドコーチが大事なのは。

1ゲームの重みが重いので、どうしてもフィジカルなゲームになりがちなプレイオフ。ファウルトラブルやけが人が出たりします。スターター 5人への負担大きい Sunsがどこまでいけるのか。シーズン開始当時、Sunsの好調具合を見ても「このバスケでは 1シーズン続かない」とか「プレイオフに行っても勝てない」「チャンピョンになるにはディフェンスは不可欠」などいろいろ言われましたが、結局 Westernの第 1シードでここまで勝ち上がってきました。彼らのアンオーソドックス*1なバスケがどこまでつうじるか。

あとストリーミングで試合後の記者会見を見ていたのですが面白かったのが T. Duncan。Duncanが壇上についたときに司会の人が質問してくる記者達に「(質問する前に)名前と所属を最初に」といったのですが、Duncanは茶目っ気を出して、「(真面目な顔して)San Antonio Spursの Tim Duncanです」と言って笑いを取ってました。

*1:何点かいわゆるプレイオフで勝ち抜くバスケットと信じられているものとはずいぶんかけ離れている特性が上げられると思います。勝つためには堅い守りが重要と信じられている中、彼らは 110点取られても 120点とって勝つバスケを目指しています。そしてスタータへの過度な依存。ディープなベンチもプレイオフで勝ち抜くには大事と言われていますが、これまたその逆を行っています。ハーフコートで時間を使い切ってカチッと決まったプレイをするよりは流れの中からチャンスがあればいつでもシュートするってのも上がられるかな。