金曜のゲームと NBA労使協議などについて

Wizards vs. Raptorsは 103-100で Raptorsの勝利。第 4クオーター開始の時点で Wizardsが 11点リードしていたのですが、最後のクオーターで 34-20と 14点の Raptorsのプラスで逆転負けでした。これで 4連敗か。第 3クオーターで G. Arenasがテクニカルファウル 2連発で退場になったのがひびいたそうです。本人曰く「一発目は単に頭に来てボールをぶったたいただけで、2個目はレフリーがこっちを向いてない時にボールをパスしちゃっただけなんだぜ」。ま、ロードのゲームだったし、くさらずに L. Hughesが戻ってくるまでなんとか粘ってくれ。

Mavs vs. Pacersは 95-94でホームチームの Pacersの勝利。Pacersは 6連敗中の上に S. Jacksonの 1試合のサスペンジョンと言った状況での対 Dallas戦の勝利。これを機にまた調子を上げてきて欲しいものです。最後に時間がほとんどない状況での Novitzkiのフリースローのシチュエーション。1発目を決めて、2点差です。時間がないために、ここはわざとはずしてリバウンドを取っていれて同点、オーバータイムを狙う状況です。しかし、Novitzkiのシュートはバウンスショットで入っちゃいました。本人ははずす気だったみたいですが、うますぎる人ははずそうとしても入っちゃうのかね。「あれ? 入っちゃった」って感じでした。

ARCOでの Kings vs. Knicks戦は 116-115で Kingsの逆転勝ち。Kingsは Webber, Stojakovic, Mobleyが怪我でプレイできない状況でした。試合はほぼ Knicksリードで進んでたみたい。途中経過をウェブで追ってましたがずっと Knicksが 10点ぐらいのリードを保ってました。しかし、第 4クオーターで一気に Kingsがつめて最後は 1点差で勝っちゃいました。 Kingsは Bibbyが 40得点、B. Millerが35得点の大活躍でした。スターターの 3人を欠いている状態ではこの二人ががんばるしかないですね。はやく怪我の 3人が戻ってくるといいですね。Knicksで将来プレイする可能性については「I. Thomasは好きだよ。でも、今は俺は Kingsの一員でここに残りたいと思ってるし、ここでチャンピョンシップを取りたいと思ってるよ」と言ってます*1

6月に現在結ばれているプレイヤーとオーナー間の契約が切れるらしいですが、新たな契約を結ぶに当たっての双方の要求なんかについての記事のリンクを貼っておきます。決裂すると最悪また Lockoutになります。この問題の詳細は僕はあまり詳しくはないですが、僕の分かる範囲で要約してみます。ま、究極的には、プレイヤー「もっと金よこせ」、オーナー「プレイヤーのサラリーの高騰を抑えたい、自分の取り分を増やしたい」って事なのですが、重要と思われる点を以下に挙げてみます。オーナー側はサラリーの高騰を抑えるシステムをもっと強化したい。ひとつは最長契約年数を 7年から 4年にしたい。ドラフトの最年少制限を 18才から 20才に引き上げたい。そして、長期契約したプレイヤーの percentage increase可能分をもっと減らすこと*2。プレイヤーの要求のひとつは、Escrow taxで一時預かりで取られるサラリーの 10%分の率をもっと減らすことらしいです。Escrow taxと Luxury taxについての詳細は宮地陽子さんのこの記事で分かりやすく説明してあります。選手の給料が天井知らずで高騰しちゃうとチームの運営が出来なくなるから、こういったメカニズムが必要なんでしょうね。選手の代表は Antonio Davis, Michael Curry, Theo Ratliff and Eric Snowだそうです。Union directorは Billy Hunter氏です。

プレイヤーは弁護士達と違って議論になると熱くなっちゃう場合が多いそうです。ま、そうだろな。

*1:"I love the guy, but right now I'm with Sacramento and this is where I hope to stay and win a championship,"

*2:最後の項目はいまいちよく分からんです。原文は "Among the items on the league’s wish list is a reduction in the maximum length of contracts from seven years to four, an increase in the minimum age for draft eligibility from 18 to 20, and a substantial reduction in the percentage increases available to players who sign long-term deals."