Spursが勝った

楽しみにしていた Spurs vs. Suns戦は 115-94で Spursの勝利。実際はこの点差以上に差があったゲームでした。システマチックなオフェンスからイージーバスケットを重ねる Spurs。シュートをはずしてもそれはあくまでやりたいプレイをしての結果という感じ。ディフェンスでも組織的に守り Sunsに速攻は簡単には決めさせない(もどりが早い)し、簡単なシュートにもファウルでとめてそう簡単にはスコアさせません。ここのところ調子を上げている Tony Parkerがこの試合でも大活躍でした。Tim Duncanとの Pick and Rollからドライブしてのレイアップを沢山決めてました。Sunsのディフェンスは破綻してました。誰も、Nashのサポートに行かない。この辺もきっちりと役割分担や約束事を徹底しておかないとやられっぱなしになってしまいます(というかやられっぱなしだったな)。あいかわらず Stoudemireは 37得点とすごかったけど、Sunsの脆さが出た試合でした。ESPNでは試合後の解説で Greg Anthonyが Nashがアシストをあまり稼げなかったのは Spursが攻撃で Nashをアタックして、彼をじわじわと疲れさせて行ったのが大きいと言ってました。具体的には Parkerをガードしている Nashに沢山 Pickをかけて、Parkerを余計に追いかけさせる。Pickに何度もかかって Pysical的に疲労が蓄積していくなど。僕の見た感じだと、Sunsのオフェンスはあまりカチッと決まってなくて Nashの即興で流れていくことが多いように見えます。Nashがうまく機能していればそれでも問題はないのでしょうが、司令塔がつぶされることで Sunsの攻撃がかみ合わなくなったのだと思います。しかも、スターター 5人に頼りすぎているせいで、流れを変えるためのベンチプレイヤーもあまり頼りにならないし。ま、要は今まで好調 Sunsの落とし穴になるのでは、と言われていたことがこの試合では見事に露呈した感じです。

ちょっと前に現 Rocketsのコーチの Jeff Van Gandyが Spursに関して面白いコメントをしていました。「真の強いチームって言うのは、相手がどこであれ自分たちのゲームをきっちりできるんだよな」「今の Spursはまさにそんな感じで、彼らはあくまでも自分たちのゲームをするんだよ」「それで勝とうが、負けようが、関係ない。」「自分たちのスタイルで勝ち、負けるときもあくまでも自分たちのスタイルで負けるということ。」みたいなことをいってました。この試合をみてちょっと思い出したので。

Sunsは Spursの術中にはまった感じでした。対走ってくるチームに関しては、数年前のファイナルの対 Netsで経験済みだし、対 Nash戦も Dallas時代に沢山経験してたからな〜。

あと、この試合ではレフリーの一人が女性でした。数年前から女性のレフリーはいましたね。Violet Palmerって人かな。

女性レフリー関連でちょっと面白い話を。誰が言うかでその意見の取られ方はまちまちと言う話。昔、Dennis Rodmanの Bulls時代か Lakers時代かな、まだ目新しい女性レフリーに関してのコメントで「彼女は良くやっていたよ、男か女かわからないぐらい」と言っていたのですが、Rodmanがいうと単に誉めているのではなく、かなり男勝りな感じの女性レフリーの外観に関しての皮肉に聞こえてしまうってのがありました。一度ある評判がついてしまうと、発言も額面通りにはとってもらえなくなってしまう例でした。似たものにフランス人学者によるワインの健康への良い効能を発見などがあげられます。これも単にワインを飲むいい訳欲しさで言ってるだけのような気がして、いまいち信憑性にかけるような気がする。

Kobeは Raptors戦で 48点取ったみたい。Sonicsは 76ersに負けてる。Rocketsは Bucksにぼろ負け。けが人ばっかりの Bucksに負けちゃいかんな。Bullsは惜しい試合を Nets相手に落としています。Cavsは Hawks相手に余裕で勝利。