Wizardry vs. Final Fantasy
西新宿鮫さんのウォーゲームに対する「水戸黄門仮説」に関してはここを参照。それに対する F男さんの見解についてはここを参照。
私の言語で言うと「Wizardryがいいか、Final Fantasyがいいか」という風に解釈しています。箱庭は用意されており物語を作るのはプレイヤーである Wiz*1と、プレイヤーは作り手の意図した道筋をそれることは許されずに物語を読むようにゲームが進む Final Fantasy。
ウォーゲームの場合は*2"水戸黄門度"の程度の差と言えると思います。「自由度」がどれぐらいあるかってことかな。大きな穴を作ってしまってゲームをぶち壊してしまう自由*3。シミュレートしようとする史実に基づいてゲームの舞台設定が決まり、大体デザイナーの意図した展開になるように作ってあるわけで、その中でどれぐらい自由度が高いか低いかという議論だと理解しています。
「展開がある程度規定されクライマックスに進むように出来ているほうが初心者にはとっつきやすい」というのも分かります。「何でも出来すぎて逆に何をやっていいのか分からない」ってのはよくあるパターンですから。囲碁をいきなりやらされても「囲むと良くて、囲まれるとまずいのは分かったけど、何をしていいのかさっぱり分からん」ってのと似ていると思います。
私としては、「どっちのタイプも選択肢としてあればいいじゃない」という考えです。双方に良さ悪さがあると思います。どちらか一方だけを選ばなくてはいけないわけではないので、「どっちもクレ」な気分です*4。