Common Squadと Hero Squadについて

HeroScapeのユニットにはいろいろ属性が付いている。種族や性格や背の高さ。当然、大事な移動距離、射程距離、攻撃力、防御力もあります。その中に Heroか Commonかというカテゴリーがある。Heroのユニットは 1プレイヤーでその 1ユニットしか持てない。仮に同じ Heroユニットを複数所有していて使用可の場合は、異なるプレイヤーがもう一個のそのユニットを持つことは出来る。Commonユニットはそういった縛りがない。1プレイヤーでポイント数が許す限り何個でも同じユニットを選ぶことができる。同様にそのユニットを多数所有しているとした場合ね。さらにユニットには単体のものと Squadと呼ばれる 2-4体で 1組のユニットがある。今回、まとめておきたいのは Common Squadと Hero Squadの違いについて。

ともに Squadなので 2-4体で 1組のユニットなのですが、Hero Squadの方は Heroなのでこの 1組しか選べません。Common Squadの方は数組を選ぶことが可能。これがなぜ大事なのか。Squadの長所は手数が多いことです。短所は Lifeが 1なので 1発で死ぬこと*1。Squadを使っていて嫌なのは、たとえば 3体からなるユニットが 1体にまで減らされること。これでは本来の Squadの手数が多いというよさが生かせない。みすみす弱いユニットを 1ぴき動かすのに 1個のオーダーマーカーを無駄に使うのはもったいないので、こうなっちゃうと最後までほっとかれることになります。

ここで力を発揮するのが Common Squad。仮に 3体からなる Common Squadを 2組もっているとしましょう。Common Squadを動かすときはいちいちこのアーミーカードはこの 3つのユニットので、こっちはこの 3つ、という風に分ける必要はありません。Common Squadのアーミーカードにオーダーマーカーが乗っていればどの 3つのユニットも動かせるということ。なので 3x2で計 6体あるユニットが 2体に減らされるまで、3個のユニットを 1ターンに動かせます。当然死んだユニットを乗せていない方の無傷のアーミーカードにオーダーマーカーが乗ってないと駄目ですが。

なので Common Squadは使いようによっては非常に役に立つ。ひとつの問題は Common Squadの真の実力を引き出すには同じユニットを複数購入しなければいけないということ。これは売り手側の策略か。絶版になっている Wave 1の Roman Leggionareとか Orc Grutは魅力的なのだけどさらにプレミアが付いて他の拡張より割高になっちゃってるし。

*1:単体の Heroユニットはこの逆で手数は少ないけど Lifeが 3-9とかあってそう簡単には死なない