論争がおきてます

NBA.comのここに事の経緯がまとめてあります。興味がある方は読んでみて。面倒くさいかたがたのために僕が要約します。さっと読んだだけなので微妙に事が起きた前後に間違いがあるかもしれないので、正確に知りたい人はちゃんと原文を読みましょう。

事の発端は Mavsの開幕 2ゲーム目、対 Suns戦。Mavsはオーバータイムを制して勝ちました。このゲームは TNTでカバーされていた 2試合のうちのひとつ。Mavsの連中は TNTでカバーされたゲームで勝利したときは試合後ロッカールームでどういったコメントがされるのがテレビを見るらしいのですが、そこで Inside NBAの Kenny Smithと Charles Berkleyが Mavsのディフェンスをこき下ろしたらしい。詳しくはわからんのですがどうやら「MavsやSunsみたいに Pick & Rollに対処するのにしょっちゅうスイッチするチームはミスマッチができすぎてディフェンスが破綻してしまうから駄目だ」ってのがポイントみたい。

これに頭にきた Mavsのオーナー Mark Cubanは彼自身のブログで「あいつらがヘッドコーチの職に就けないであのスタジオの席についているのにはわけがあるんだよ」「俺たちはちゃんとどういった状況でスイッチが機能して、どういった状況では機能しないのかちゃーんと統計を取って吟味してんだ」「ゲームに勝ててよかったけどあの間抜けどもの話を聞く羽目になっただけはいただけなかったな」「あいつらがプレイしてた時代のバスケットのやり方とはとはもう違うんだよ」などとコメント。

これに対して Kenny Smithは「間抜け呼ばわりには憤慨しているし、遺恨も残ってる」「同じ部屋にあんた(Cuban)と俺たちを入れてバスケを語らせれば、ほとんどの人は俺たちの話を聞きたがるだろうな」「もしあんたがバスケに精通しているんならコーチと選手のバスケに対する思想が必ずしも一致しないことはわかっているだろう」「そういう違う信念を持つ同士が一緒に共同作業をしてチームができて、あるやり方が他のあるやり方よりもうまくいったりする。そういうところがバスケの面白いとこだろう」「俺たちが Mavsのやり方に賛同しないからって Mavsのやり方が間違っているって事にはならないし、俺たちがあんたのものの見方に賛同しないからって、それで俺たちが間抜けどもであるということにもならない」とコメント。

さらに Berkleyは「インターネットやらブログやらで 1日のほとんどの時間を PCの前で過ごしてるやからは生きているとはいえねーな」とコメント。

Cubanは翌日のブログで「いまどきなにいってんの、インターネットをうまく利用すれば遠距離の家族とのコミュニケーションをとることもできるし仕事も格段にやりやすくなる」「あんなコメントしてると視聴者に笑われんぞ」「Avery Johnsonをはじめとした Mavsのコーチ陣のバスケ IQと Kenny&Charlesのそれとでは明らかにうちのコーチ陣に軍配が上がるだろ」などとコメント。

Cubanのブログ自体には Kenny-Charles擁護のコメントがいっぱい載ってたな。なんだかんだ言っても Mavsのディフェンスがしょぼいのは事実だし。「お前がそんなにバスケに詳しいんだったらもうちょっとディフェンス力の向上につながる補強をちゃんとしてみろ」とか書かれてた。Cuban的には自分の息子にけちをつけられたみたいで感情的になっちまうんだろうな。