Abdul-Rahimは Kingsへ、JJは残留かな

gomakov2005-08-13

Netsは Abdul-Rahimの獲得をあきらめたので Kingsがゲット。どっちのチームの判断が正しかったのかは次のシーズンで明らかになる。Hawksはオーナーの一人の反対のために Sunsからの Joe Johnsonの獲得をあきらめざるをえなくなりそう。心は Hawksになっていた JJは気まずい感じで残留ってことになるのかな。T. Wolvesが Jaricを獲得して代わりに Cassellとファーストラウンドピックを Clippersに差し出したみたい。Clippersは結構よくなりそうな気がするな〜。あとは Heatが M. Finley獲得を狙っているとか。なんかもうなんでも食いついてくる感じ。月曜日が例の Amnesty ruleの締め切りらしいので選手の動向がもうちょっとわかりやすくなりそう。なんでも Knicksは Houston残留の方向で動いているらしい。他の選手が犠牲になるかもだそうです。Malik Roseもその中の一人みたい。ま、出されてもどっかがとるとは思いますが。

今週のボードゲーム会では Taj Mahalをやった。思った以上におもろかったよ。ムガール王朝時代のインドが舞台。12箇所の地域を回って城を建てたり特産物を獲得したりして得点を争うゲームです。自分の分も欲しくなるぐらい面白かった。でも、なんか絶版みたい。2006年に再販の予定らしいですが。市場の小さいボードゲーム業界では結構な人気商品も絶版->再販を繰り返すのが普通みたい。ま、ネットのオークションやら本場のドイツ語版やらに手を出せば全く手に入らないわけではないみたい。

どういった順番で各地を回るかはランダムで決まります。最初のセットアップで決まります。なのでやるたびに違う。最初に配られるカードが 6枚だったかな。カードには背景色が 4色あって 1個か 2個のシンボルが書いてある。1ラウンド内では同じ色のカードだけで勝負しなければなりません。シンボルは、象、軍師、坊さん、お姫様、王様だったかな。これに対応する 5種類の物、特産品、軍師チップ、坊さんチップ、お姫様チップ、王冠をめぐって各地で競りの勝負が行われます。肝はどこで競りに勝ちにいくか、どこでいつ撤退するか。少ないカード投資で最大限の見返りを得ることが大事。重要度の低い物や低い場所では何もしないで競りから撤退することがベストな手であることも多々あります。押すところと引くところをメリハリよくやるといいみたい。あとは相手プレイヤーの出方を観察して、臨機応変に対応。まずいのはカードをたくさん使ってさらに競りに負けてしまうこと。カードをたくさん持っていること自体が相手にかなりのプレッシャーを与えます。そういうプレイヤーとの同じ品目を賭けての正面衝突は避けたい。勝つための戦略には大きくわけて 2つあって、城をつなげてボーナス点を稼ぐ方法と同じ特産品を集めてやはりボーナスを稼ぐ方法。中間的な方法でも勝てるかも。

僕はどっかで「Taj Mahalはあきらめが大事なゲーム」と書いてあったのを思い出してラウンド 1と 3で何もせず撤退でカードを溜め込む作戦に。何もしないとカードを 3枚引けます。競りに参加すると 2枚、最後まで競りに残っていると 1枚引けます。当然競りに参加するとカードを消費するので、競りに参加せずにさらに 3枚引くプレイヤーは他のプレイヤーと比較してたくさんのカードを保有することになります。そしてその後のラウンドで象攻撃で特産物をどんどん競り落としていく。城のつながりはほとんど無視。これで結構いい線まで行ったのですが、最後のラウンドで失速、特産物がとれずに城つなげ作戦で得点をのばした Steveに負けて 2位でした。

面白いボードゲームには勝つための戦略がいくつかあって、こうすれば必ず勝てるってのが無いところが重要だと思う。そして長期的計画に乗っ取りながらも、相手の出方に臨機応変に対応して相手の戦略を逆手にとって自分の有利に運んでいくことで勝てる。そんなゲームが楽しいです。強い戦略でも相手がやることがわかっていればそれを逆手に取ることができるシステムが内包されているのがよい。Taj Mahalはそういうゲームの一つだと感じました。Stockton & Maloneの Pick&Rollの様に来るとわかっていても止められないぐらいの圧倒的な強さがあればいいけど、全く平等の条件からスタートするボードゲームではどこかをがんばればどこかがへこむのが常です。なのであいてのやろうとしていることがわかればそれに対応することもできる。アメフトでも相手チームのやろうとしていることがわかっていれば対応は比較的楽になるからな〜。長期的計画と相手の出方への対応としての即興がうまく絡み合って勝てるゲームが楽しい。

Taj Mahalの競りは必ずしもたくさんの同じ色同じシンボルのカードを持っていれば勝てるというわけでもない。手番の回ってくる順番、カードの組み合わせ、撤退のタイミング次第では手数的には負けている状態でも競りに勝つことはできる。だからただの値段のつり上げ合いというわけではない。

またやってみたいゲームです。繰り返しになりますが機会があれば自分の分も手に入れたいゲームです。これは僕的にはかなり高い評価だということです。