ふ〜、やっとファイナルへ

Sunsとの Game 5。3連勝後にホームでの Game 4に負けて 3-1になった後の Game 5。J. Johnsonが戻ってきて本来の姿を取り戻しつつある Suns。これを落とすと 3-2になって Sunsにも希望が出てきてしまう状況。しかも、Sunsに連勝を許して彼らに勢いを与えてしまう。のは、避けたい。ぜひともアウェイで決めてくれと願いつつゲームスタート。

前半はイーブンな戦いでした。Spursがちょっと差をつける場面もありましたが、Sunsにまたつめられる展開。相変わらず Nashと Stoudemireにやられまくり。ファンもわいわい騒いでましたが、実際のスコアの差はほとんどなしでした。前半は 50-49の Suns 1点リードで終了。終盤まで接戦に持ち込めば勝てると自分に言いきかせながらハーフタイム。ESPNのハーフタイムの解説はつまらないのでテレビを消して後半戦を待つ。

後半スタート。結果的に言うとこの第 3クオーターでの 29-20がゲームの勝敗を決めました。Sunsを 20点に押さえつつこっちでは 29得点。3点差につめられたときに Pakerが連続で 3を 2本決めたのがでかかった。これで 9点差に戻しました。このクオーターでの守りも良かったという事でしょう。D'Antoniは後半になってオフェンスで 1 on 1モードになっちゃってボールがよく回らなかったと、後でコメントしています。

Spursの 8点リードで第 4クオーター開始。「早く時間経ってくれー」と時計を気にしながら観戦。大きかったのは残り少なくなった所での、ショットクロックあと 3秒、Spursボール、点差は 3点、のシチュエーション。インバウンドのボールを受けてゴール下にドライブする Duncan。ショットはリングに当たるも外れる。しかし、Duncanがタップイン。これでまた 5点差に。ここで 2点とるのと相手のポゼッションになるのとは大違い。幾つかあったなかの Key playの一つだったと思います。残り 2分を切ったあたりでの Jim Jacksonと Stoudemireのピックアンドロールのパスを stealした時点で「勝ったな」と思いました。爆発力のある Sunsと言えど残り 1分を切っての 3ポゼッションマージンは無理だろう。そして、ゲーム終了。

Sonicsとのシリーズも厳しかったけど今回もしんどかった。Stoudemireと Nash、そして Sunsのバスケットは手強かった。Game 1と Game 2はともに第 4クオーターを Sunsの 4-5点リードで迎えてどちらも勝てたのがでかかった。本当にちょっとした事の積み重ねの差で勝てたと思います。Nuggets, Sonics, Sunsとどのシリーズも大変でした。残るはファイナルだ。今までのプレイオフの経験で更に完成度があがった Spurs。ファイナルも期待してますよ。

試合終了のあとは Sunsと Spursのプレイヤーが抱き合ってお互いを讃え合ってました。Sunsには残念な結果でしたが、敵地で勝って派手にコート上で大騒ぎしない Spursの面々も品があって良いと思いました。これは自画自賛ですがね。Duncanは Marionと Nashとなにか語ってましたね。試合後の会見では Popovichは「もう彼らと試合しなくてよいと思うとほっとするよ」「彼らはそれぐらいタフな相手だった」。Stoudemireは「このプレイオフでの経験で沢山学んだよ」「俺のバスケット IQはずいぶん上がったぜ」みたいな事を言ってます。Duncanは Stoudemireについて「更なる経験を重ねて、彼がもっと良くなっていると思うとぞっとするよ」と言ってます。彼はこのまま成長すれば K. Maloneを超えるでしょう。Nashと長くプレイできるといいですね。Sunsには Nashと Marionのふたりがチームの精神的支柱のような気がします。シーズンオフに J. Johonsonの確保に成功するか、どういった補強をしてくるか、Sunsのこれからを注目していきます。さらに進化した Suns、強敵になりそう。来年の Westernはさらに厳しくなんのかよ。