さてもう開幕が近づいてきてます

相変わらず気がつくと開幕が近くなって来てます。まあ、フットボールも始まってんだからそろそろバスケも始まるころですよね。オフシーズンの Spursは特に世間を騒がせるような話題は特になく、これはこれで良いことなのでしょう。選手たちにはゆっくり休養してもらって新しいシーズンへの力をためて欲しい。もうトレーニングキャンプが始まったのでもう休んでいる場合ではないとこまで来てますが。


どこぞのパワーランキングで Spursが 1位になったりしてますが、これは意味ないでしょう。シーズンは長い。プレイオフも長い。僕としては Spursには例年のように序盤は飛ばさずに目立たずに、そして年明けてぐらいから徐々にペースを上げて、オールスター後に盛り上げてきてプレイオフに突入。そして勝つ、というパターンで行って欲しいです*1パワーランキングがどうであれ、Mavs, Suns, Jazzが厳しい相手になることは確かでしょう。Westには Nuggetsもいるし Rocketsもいやな相手です*2


前にも書きましたが K. Garnettと R. Allenを加えた Bostonが当たり前のように強くなるという意見には抵抗があります。個々の選手の能力は単純にチームの強さに加算されないので。個々の選手の能力をうまくチームの強さに還元できるかできないか。NBAには個人の能力はとてつもないのにそれがチームの強さに還元されていないプレイヤーが多いと思います。いわゆる「すごいけど、すごくないプレイヤー」。その逆で、その選手の個人としての能力以上のチームへの貢献がある場合もあるわけです。使われ方次第では。しかもゲームではたくさん点を取るだけではゲームは勝てないわけです。それ以上に失点すれば負けですから。きちっと守って相手の FG%を低く抑えることが重要です。これには個人としてのスタッツにはでにくいチームとしての完成度が問われます。


Celticsのプレオフ進出はありえると思いますが、チャンピョン候補に挙げるのはいかがなものかと思います。大掛かりな選手の入れ替えをしていきなりチャンピョンになれるほど甘くはないと思います。2シーズン前の Miamiの様なことは確かにありましたが、あれはかなりの例外だと思います。やはり優勝するチームはそれなりの熟成期間を経て優勝に至っています。


僕の Bostonへの心配は杞憂に終わるかもしれません。未来のことは誰にもわからないので。杞憂に終われば、「Bostonえらい」ということになりますが、仮に現実化しても僕がすごいということにもならんのです*3。言いたかったことは、単にスター選手を並べただけではチームは強くならないということです。ポテンシャルの高い部品は手に入った。それを使って総合的にレースで勝てる速くて耐久力がありよく曲がりよく止まる車を作れるか。個別のパーツが高性能になればなるほどチューニングにもより高いものが求められるということ。このことに注目して Bostonのチーム作り、志向するバスケットボールに注意して見ていきたいと思っています。新生 Celticsが僕の疑心などあっさりと消し去るいいバスケを見せてくれたらいいですね*4。Eastは Celticsも強豪に入ってくればもっと面白くなってくるでしょう。僕が Eastで注目しているのは Bulls, Pistons, Raptors, Cavs, Heat, Wizzards, Magicです。

*1:「そして勝つ」の部分はうまく行ったり行かなかったりですが

*2:Eastのチームが眼中にないわけではなくて、とりあえず Westを制覇しないと何も始まらないという意味で Westのチームだけここではあげています

*3:「予測したことが偶然現実とマッチした」程度のもんでしょう

*4:そろそろ Bostonも暗黒期を脱してもいいころでしょ。ねぇ、バスケの神様