Game 3

例の NBAレフリー Donaghy*1のギャンブルへの関与について。あまり詳しいことはまだ公表されていませんね。僕が現在までに認識しているのは、自分が笛を吹いていた試合へベットしていた。ギャンブルに関わるマフィアとつながっていて、彼らのベットに有利になるような笛を吹いていたかもしれない、等かな。実際にどのような賭けをしていて、さらにそこから利益を上げていたのかどうかは、まだ公表されていないと思います。


このレフリー、今年のプレイオフの Spurs vs. Sunsの Game 3で笛を吹いています。そして、巷ではまことしやかに陰謀説がささやかれております。Sunsが Game 3を落としたのは Donaghyのアンフェアなゲームへの介入があったからだと。この陰謀説に対して Spursの地元 San Antonioの新聞 San Antonio Expressに記事が載っています。これね。要約すると、Sunsが気に入らなかったコールの多くは Donaghyによるものではなかったということ。笛を吹いていた審判 3人ともが不正に意図的に Spursに有利な笛を吹いていたのであれば、陰謀説には説得力があるかもしれませんが、現在問題になっているのは Donaghyのみ。


まあ、「そんな陰謀説、いちいち気にすんな」といわれるかもしれませんが、Spursファンとしてはねえ、優勝にケチをつけられて面白いわけがない。


NBAの審判は難しいです。グレイゾーンの見極めが。しかもファンはすぐ近くに陣取っているし、そのファンの言葉の暴力にたっぷりとさらされます。数万人に囲まれて罵倒されて、全く意に介さないような強靭な精神の持ち主はいないと思います。人間の本能からして。ひどいこという人いるからねえ。選手は億単位の金もらっているから、少々ファンにひどい扱いうけても「まあ、がまんしろや」とは思いますが、審判ってそんなに給料良くないだろ。


常にパーフェクトなジャッジをすることは不可能です。ただ、普通にやっていればミスジャッジは双方にコールされて大体相殺されるものだと理解しています。審判が意図的にどちらかのチームに有利な笛を吹くのは論外です。ただ、審判によっては個別のヘッドコーチやプレイヤーに特別なネガティブな感情を持っている場合もありますね。

*1:すでに元 NBAレフリーですが