TV Rating

2007の NBA Finalの Game 1の TV Ratingは去年のそれの 19%ダウンだそうです。Final Game 1の最低を更新したとか。更新される前の最低率は 2003年の Final。これは Spurs vs. Netsでした。確かにここで見てみると Spursの出る Finalの TV Ratingは低いです。San Antonioのマーケットが小さいこと、チームが地味なこと、カジュアルファンにアピールしない玄人好みのバスケットを志向していること、などが原因ではないでしょうか。


まあ、TV Ratingは高いに越したことはないですが、僕はテレビ放送局でもないしスポンサーでもないので究極的には「どうでもいい」と思ってます。TV Ratingが低いけど勝つチームと TV Ratingは高いけど勝たないチームのどちらかを選択するなら僕なら前者を選択します。


NYや LAはマーケットがでかいのでそれだけでまず有利でしょうね。しかも Kobeや Shaqがいた日には Ratingも上がるでしょう。Rating上昇の鍵のひとつは、いかにカジュアルファンの興味を引くかでしょう。これにはやっぱり派手なバスケを志向するチームやアクロバティックなプレイをするスターの存在が重要です。


まあ、TV Ratingが高いとそんなにすげーのか、と愚痴りたくもなるなあ。プロレスとかアメリカンアイドルが Ratingのトップになる社会ですから。そういった大衆に対して Spursが魅力的であるかどうかは僕にとっては重要ではないです。僕の期待している展開で Finalが進むと TV Ratingはさらに低くなるでしょう。ABCの関係者は「Spursはもう勘弁して」と漏らしているとかいないとか。


上のリンクで見ると Show time Lakersと MJ Bulls時代の TV Ratingがすごく高いのがわかります。これらを基準にして計っちゃうと NBAは人気が下降気味という結論になっちゃいますが、そうではないと思います。その時代が飛びぬけて高かったということだと思います。去年の Mavs vs. Heatぐらいの数字が今の NBAのだせる数字なのでしょう。