Game 1

NBA Finalの Game 1は Spursのホームの at&t center。85-76で Spursが勝ってシリーズを 1-0としました。次もホームでのゲーム。勝って 2-0にしてアウェイでの 3連戦に望みたいです。Spursはターンオーバーが多かったなあ。普段ではあまりないような形での。リバウンドで 43-32と勝てたのが良かった。いいところで Offensive reboundを取っていたし。Cavsでは Pavlocicが嫌ですねえ。ドライブしてくるしミッドレンジのジャンプショットも高確率で決めてくる。Goodenは、あまりインサイドにはこないで外からのショットが多かった。それでも決めてきましたが。Ilgauskasの Duncanへの守りは良かったようです。試合の終盤はトレーナー着てベンチにずっといたけど怪我ですか? Gibsonも良かったですね。切り込んで良し、外から撃って良し。ディフェンスもアグレッシブでした。注目されていた Bowen-Jamesのマッチアップも 1 on 1での対決というよりは Jamesが Bowenやマッチアップ相手を抜いてからの「Spursのヘルプ対 James」という感じでした。しかし、Parkerのゴール下での混雑したところでのレイアップはいつ見てもすごいなあ。ミッドレンジのジャンパーはゲーム開始から中盤ぐらいまではずしまくっていましたが。全部フロントリム。ゲーム終盤から入り始めました。これが入り始めるとさらに良くなります。


ゲーム開始と言えば M. Finley。ゲーム開始直後の最初の Spursの得点が Finleyのジャンパーでした。「お、Finley、今日はいいのか」と期待したのですが、それからさっぱりの 1-7。Game 2ではもうちょっと決めてください。


Spursも結構まずい時間帯がありました。第 2クオーターだったかな? シュートが入らない時間帯がありました。2-14ぐらいだったかな? Cavsに先行を許してしまった時ね。ただその直後にスパートがあってすぐに、またリードしましたが。前半終了直前の Ginobiliの 3はよかった。ああいうのはやられると効きます。確か Cavsのターンオーバーがあって、残り 3-4秒ぐらいでのプレイだったと思います。


第 4クオーターの途中から Jamesは吹っ切れたように外から 3を撃ってきました。これが結構入りました。18点差だったのが 8点差ぐらいまでつめられました。もう 1本入ってたらやばかった。


Larry Hughesは怪我を押してのプレイ。痛々しいです。足を痛めるとジャンプシュートが入らなくなるからなあ。あんなもんじゃないでしょ、Hughesは。Cavsファンからはずいぶんたたかれていますが。怪我で 100%じゃない Hughesを Snowや Gibsonよりも優先して使うというコーチの判断の裏にはどういった意図があるのだろう。少なくとも怪我の Hughesは効果的に Parkerは守れないでしょう。まあ、健康でもどこまで守れるかは ?ですが。Cavsは Jamesを当ててきましたね。試合の中盤ぐらいから。LeBron Jamesにとっては、今ひとつだった Game 1ですが、次は修正してくるでしょう。Spursは気を引き締めて、どんな形でも Game 2もとって欲しいです。スタイルポイントは要らないんだよ。


Parkerへの対応について。Parkerの penetrationにどう対応するか。単にマッチアップしているプレイヤーだけの問題ではないです。ピックをかけてくるのでヘルプに行く選手の対応が当然大事です。G. Paytonも対 Parkerでやられまくったときに「俺だけの責任じゃねだろ、ボケが」みたいなことを言ってましたな。


Parkerの性格について。Duncanの性格がいかに Spursのこれまでの成功に貢献してきたかが色々といわれていますが、Parkerの性格もとてもプラスであったと思います。PGというポジションですから Popovichにかなりがみがみと言われているでしょう。そこで厳しく批評されることに対して変に腐ったりしないでなんかひょうひょうと受け流してるように見えます。Popovichのアプローチがいいのか、Parkerの方がいいのか、それともその両方なのか。


Gibsonについて。あまりフリースローを打たせなかったのが良かったかな。外からのショットももう少し率を下げさせたいなあ。


レフリーに僕の嫌いな Steve Javiがいたので心配でした。ちまたでは定着しつつある Dirty Dirty Spursですが、このゲームでは特に汚いプレイは僕の目にはとまりませんでした。レフリーのミスコール、ファウルへのノンコールなどはあったでしょうが、それはいつものことでしかもそれがゲームの勝ち負けを左右したとも思いません。Goodenの flagrant 1がありましたが、特に禍根を残すようなものでもなかったと思います。Ginobiliはやられても黙って立ち上がってフリースローっていうパターンですね、いつも。彼がファウルされてした側に食って掛かるのを見た記憶はないな。あのプレイスタイルですから、結構ハードファウルは食らっているのですが。


Cavsは Game 1の反省点を組み込んだ対応をしてくるでしょう。Spursはその対応への対応を迫られます。同じ顔合わせでのガチンコ対決を連続して行うプレイオフ。チェスマッチが始まります。


Cavsで僕が好きなプレイヤーは Goodenかな。あのお馬鹿な髪型もグッド。非常に能力の高い選手です。Game 2では彼がガツンガツンインサイドを攻めてくるのでは。ぱっとみで、すごそうではないけどすごい選手がすきなのです。だから Jeff Hornasek大好き。僕の好きな選手のベスト 3に入るかな。あの頼りないサラリーマンみたいな容貌で、実は冷血アサシンってのがすごくよい。