バスケットと ASLの共通点
バスケットボールと ASLには "勝つためのプレイ指針"に以下に示した共通点があると思っています。
- 高確率のショットをたくさん撃つこと
- 相手には低確率のショットをしかもできるだけ少なく撃たせる
- 上の 2点を実践するにはポジショニングが大事
- しかもそのポジションの重要性はゲームの中の状況によって変わっていく
簡単なレイアップショットやフリーのジャンプショットが入らないこともありますし、ありえないような難易度の高いショットが入ってしまうこともあります。これは ASLで言えばオッズの高いショットがハイロールで当たらなかったり、当たっても Moral Checkでのロウロールで効果なしであった場合、またはオッズの低いショットがロウロールでターゲットにダメージを与えた場合にそれぞれ相当すると思います。
ASLの場合もバスケットの場合と同様にこういった 1本 1本のショットの結果に一喜一憂しすぎてはいけないのでしょう。ゲーム全体として上に挙げた指針に則ってプレイすることで勝利に近づいていくのだと思います。当然相手も同様にしてくるのでしょうが。そこで、アクション、カウンターアクション、そのカウンターアクションへのカウンターアクション、とうい流れが生まれてくるのだと思います。そこにはラッキー、アンラッキーなダイスロールが絡み、プレイヤーはそれらへの対応を迫られます。この即興の対応における知恵比べが ASL、そしてその他のボードゲームやウォーゲームの面白いところだと思っています。少なくとも僕にとってはね。
ASLを始めたばかりだとどういった行動指針でプレイすればいいのかがなかなかわからず苦労します。そういった意味で上に挙げた指針は少なくとも僕のプレイの助けになっています。札幌歴史ゲーム友の会のウェブページにある「Moser氏の思い出」はとてもためになります。読み物としてもとても面白いし。そして Moser氏の言葉としてまさに上に挙げた事が述べられています。
上に挙げたものはあくまでもかなり一般的なものです。勝利条件やプレイする側によってリスクを犯しても open groundを進まざるを得ない場合が当然出てきます。守る側はできるだけ多くの通行料を取りたい。攻める側はその逆でいかに少ない通行料でそこを通過できるかを考えるわけです。