Suspensions


例の乱闘騒ぎに対する処分が決まりました。

· The Knicks and Nuggets organizations have each been fined $500,000 each as a result of the altercation.
· Nuggets forward Carmelo Anthony has been suspended for 15 games.
· Knicks guard Nate Robinson has been suspended for 10 games.
· Nuggets guard J.R. Smith has been suspended for 10 games.
· Knicks guard Mardy Collins has been suspended for six games.
· Knicks forward Jared Jeffries has been suspended for four games.
· Knicks center Jerome James has been suspended for one game for leaving the bench during an on-court altercation.
· Nuggets forward Nene has been suspended one game for leaving the bench during an on-court altercation.

Knicksと Nuggetsはチームとしてそれぞれ $500,000の罰金。600万円ぐらいかな。C. Anthony(Nuggets)は 15ゲームの出場停止。Nate Robinson(Knicks)と JR. Smith(Nuggets)は 10ゲーム。Mardy Collins(Knicks)が 6ゲーム。Jared Jeffries(Knicks)が 4ゲーム。Jarome Jamesと Nene(Nuggets)が 1ゲームです。Anthonyの商品宣伝効果はかなりこれで下がったと思います。ま、もともと C. Anthonyはこういうキャラだと思っているので特に驚きはしませんが。


Isiah Thomasは乱闘のきっかけになるプレイのちょっと前に Anthonyに「お前と Cambyはベンチに引っ込むべきだ」「Knicksのゴール周りに突っ込まない方がいいぞ」と言っていたそうです。どういうことかというと、ゲームの残り時間がほぼない状態で大差で負けていた Knicksは主要メンバーをベンチに下げて降参状態でした。にもかかわらず主要なスコアラーを出し続けている Nuggetsに対して Thomasは怒っていたわけです。降参しているホームチームの Knicksに対して、さらに恥をかかせようとしている Nuggetsに対して。事件が起きる前にスラムダンクコンテストにも出るぐらいのダンカー JR. Smithが空中で横に 1回転してのリバースダンクを決めていたそうです。Thomasは暗に「もっとこんなことをするようなら、こっちもそれなりの対処をせざる得ないよ」と警告を発していたのだと思います。Thomasにとっては Nuggetsの Anthonyと JR. Smithのプレイは NBAの unwritten codeに抵触するものだったのだろう。


上記のことから考えると、事の発端になったハードファウルをした Mardy Collinsに非はあるのですが、降参しているホームチームをさらに辱めようとしていた(辱めていた)Nuggetsプレイヤーにも原因の一端があったと僕は感じます。単なる突発的な単発の事故ではないですね。


例の Pistonsと Pacersの間で起きた去年の事件も、すでに勝敗が決定している状態での試合時間残りわずか状態で起きた Ben Wallaceへの R. Artestのハードファウルが引き金でした。あれも必要のないハードファウルだった。この場合は試合に勝っている Pacersの Artestが起こしたハードファウルでしたが。ゲームの勝敗が決まっている残り時間わずかな状態ってのはこういった事件が起こりやすい環境なのだと思います。勝ち負けがかかっている状態なら意味のないファールはしませんから。Flagrant foulをすればただのファウルよりもキツイペナルティーが科せられて、勝てる試合を落とすことになりますから。